
Music works in my life...
Compose and Arrangement Since 1995
Masaki Yamazaki
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「バンドサウンド」を意識した感じ
「Bitter&Sweet'14」(2014) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
もともとはギターやベースも打ち込みで制作したバージョンがあるのですが、
とあるこだわりがあり、ギターとベースパートを実際に弾いて、
リズムパートを練り直した上で再レコーディングしました。
「Prologue」(2016)
とある映像制作会社さんへ提供した作品です。
制作にあたり細かなご注文があり、曲の中盤以降はループになりますが、
序盤部分においては「何秒あたりからこういう風に」という秒単位での展開が要求されました。
スポーツ競技での使用で「エキサイティングな要素」を求められまして、
今までの自分の中の「アイデアの引き出し」にはない、新しい「何か」が生まれたような気がしました。
「Distance to the Your Heart -2014 Ver.-」 (2014) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
この曲には思い入れがあり、自分のオリジナル楽曲の中でもリメイク回数が多い曲です。
原曲は17歳の時に作りました。
近いようでもあり、遠いようでもあり…。「あなたの心」までの距離。
「シュプール」(2015) ※アルバム「Freedom」収録曲
スキーに熱中していた時期が何年かありました。一時期に比べると、今は少し控えめになりましたが。
白銀のゲレンデに繰り出し、素人なりにではありますが、気持ちよく滑走していきます。
ぱっと振り返ると、そこには眩しい日差しと、今自分が滑り降りてきた跡(シュプール)がありました。
「管楽器・弦楽器」を意識した感じ
「序曲 -Theme of Soldier-」(2019) ※アルバム「Freedom」収録曲
すべての兵士・戦士たちへ、この曲をはなむけに…。
1999年に制作した「Theme of Soldier」を、オーケストラを意識したアレンジで仕上げました。
「傷ついても、また傷ついても、大切な人・愛するものを守るために…。」
「scent of rose」(2014) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
悲壮感をイメージしながら作りました。
ただ悲しい感じだけでなく、どことなく堂々としているような…。
タイトルは「バラの香り」というような意味です。
組曲「信州」第一楽章 (2015) ※ミニアルバム「組曲 信州」収録曲
私の住む、長野県(信州)をイメージして作った組曲形式の作品の第一楽章です。
全三楽章の構成で、それぞれ信州の『朝・昼・夜』をイメージしています。
「Winter Love -Strings Mix-」(2011)
打ち込みで制作したものなので生演奏にはかないませんが、リアリティを求めて実験的に作ってみた曲です。
恋をするのに季節が関係あるとは思いませんが、冬はクリスマスや年越しという大きなイベントもあり、
ほんの少しだけ人恋しくなる…、そんな私です。
「Symphony -Distance to the Your Heart-」(1997)
先程バンドアレンジで紹介した曲の、オーケストラを意識したアレンジのバージョンです。
同じ曲でもロックっぽくしてみたり、こういう感じにしてみたり…。
メロディーラインの作曲というのも楽しいのですが、編曲も楽しんで実験して、試行錯誤しています。
「ストーリー的」なものを意識した感じ
「Tears...」(2005) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
通常、曲を作る上では最低限の構成を意識しながら作っていますが、
この作品では曲中で大きく曲調を変える事を意識して作ってみました。
人が流す涙には、いろいろな涙があります。嬉しい涙、悲しい涙、悔しい涙、感動の涙…。
そのどれもが、尊いもののように思います。
優しい感じ・癒し系
「cat life」(2020) ※アルバム「Freedom」収録曲
気づいたら我が家の庭に住み着いていた、二匹の地域猫。そんな二匹の猫たちをイメージした曲です。
ちなみにこの曲については、2022年1月にアメリカのiTunes Store「インストゥルメンタル・トップソング部門」にて、第24位にチャートインしました。
「4月の雪」(2019) ※アルバム「Freedom」収録曲
私の住む長野県は、4月になっても雪が降ることがあります。
4月といえば春の訪れの時期ですが、季節はずれの雪。そんな雪に思いを馳せます。
「yunagi」(2023)
海なし県育ちの私ですが、海がとても好きです。特に夕方の海。
それはとても心地よく、時として曲のアイデアが浮かぶこともあります。
ふと、「夕凪(ゆうなぎ)」という言葉を思い出しました。
「陽のあたるほうへ」(2023)
ある冬の日、やさしい日差しに誘われて、家の庭に出て大きく深呼吸します。
吐く息はまだ、真っ白でした。
「Sunny day walking」(2023)
なにかにつけて、ブラブラと歩くのが好きな私です。
特に穏やかな日差しのある日は、家の中でじっとはしていられません。
ふと思いついくと玄関を開け、外へ出ます。
「よし、散歩しよう。」
「Winter of Lake」(2018) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
長野県にある諏訪湖は、湖面が全面結氷することがあり、もろもろの条件が揃うと
「御神渡り」(おみわたり)と呼ばれる現象が起こります。
それは決して毎年見れるものではなく、とても神秘的で、崇高に感じます。
「眠れない夜に」(2020) ※アルバム「Freedom」収録曲
なかなか寝付けない夜があります。そんな時は思い詰めずに、まずはひと呼吸。
ベッドから抜け出しカーテンを開け、夜空を眺めます。
物思いにふけりながら、そのうちに「まぁ、いいか。」と自然に身を任せます。
「Autumn leaves」(2018) ※アルバム「Freedom」収録曲
秋も深まると紅葉や枯れ葉の時期がやってきます。
息もつかせぬような夏の暑い日々が過ぎ、厳しい寒さの冬が来る前の、ひとときの穏やかな陽気。
夏生まれの私ですが、そんな季節も私は好きです。
「幻想的」な感じ
「Lovers Forever... -Winter cold heart Mix-」(1998)
原曲はテンポの速いものでしたが、このバージョンのアレンジでは、全く違うコンセプトで、
テンポもかなり落として作りました。
この幻想感はこの時の自分でなければ出せなかったものだと思います。
「Mysterious night」(1997) ※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
ここは遠い異国の地。夜の宮殿では、にぎやかな仮装パーティー。
嗜好を凝らして様々な姿に変身した招待客たちは、それぞれに会話やお酒を楽しんでいます。
どことなくミステリアスな夜。パーティーは今、始まりました。
「打ち込み」の制作手法を活かした感じ
「MY Dance track type 1」(2012) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
「いかにも打ち込みって感じの曲を作ってみては?」という言葉がきっかけで、
エレクトロな感じで一曲作ってみました。
余談ですが、曲中のシーケンスリフについてはアルペジエーターを一切使わず、
ステップ入力でのプログラミングで制作しました。
「Blue Ocean Cruising」(1998) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
この曲にはかなり具体的なイメージがあります。
「南国の限りなく透明で青い大海原を、モーターボートでひたすら疾走しているシーンを
空からのアングルで見ている」といったものです。
「Behind of Silence -Cyber Mix-」(2002) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
自分の中では、アニメや刑事ドラマのオープニングで流れていそうな感じのイメージです。
とある沈黙。その沈黙の裏には、何があるのか…。
「Power of Love」(2010) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
この曲では、エネルギッシュでドラマチックな感じを意識しました。
「愛の力(エネルギー)」には、時として無限の可能性があると私は思っています。
「Think my Life 2001」(2001) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
実はこの曲は、もともと歌モノの曲でちゃんと歌詞もあるのですが、
インスト好きなのでこんな感じにもしてみました。
「自分」と向き合う…。私はそういう時間が好きです。
「Jealousy」(1998)
この曲はリズム、コード進行をあらかじめ決めておいて、後のパートは何も考えずに即興で作るという
自分の中では新しい手法で作ってみた曲です。
「Flashback」(2000) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
ふとした時に、過去の辛い記憶が蘇り、その時の気持ちや感情に心を支配されてしまう時があります。
しかし、過去にとらわれることなく、これからを大切にして前向きに生きていきたい…。
二十歳の時に思ったそんな気持ちを、今でも忘れずに生きています。
「メッセージ性」を含んだ感じ
「Theme of Soldier」(1999) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
すべての勇敢なる兵士・戦士たちへ。
「傷ついても、また傷ついても、大切な人・愛するものを守るために…。」
「dedicate to R.」(2012) ※シングル「dedicate to R.」収録曲
今まで何曲も作ってきましたが、この曲は作曲中にあまりにも気持ちが高ぶり、
涙がこみあげてきたという、ちょっと他の曲には無い、自分にとっては特別な存在の曲です。
自分の中での通例ですと、ピアノに限らずどのパートもリアルタイムで打ち込んで、
メトロノームからズレた部分はクウォンタイズ補正をかけていますが、
この曲については補正なしで、自分の鍵盤を弾いた時のニュアンスを大切にしています。
曲のタイトルも迷いましたが「ちょっとあからさまかなぁ…」とも思いつつも、
「でもこの曲はこのタイトルしかない」という自分の中での結論が出せたので、自信を持って、
胸を張ってこのタイトルで発表する事にしました。
時にやさしく、時に厳しい態度だった、Rさん。
そんな彼女に私が気持ちを寄せていたことは確かなこと。
ある日、彼女が結婚したと知り、遠くからではありますが幸多かれと祈ります…。
この曲は過去に存在したインディーズ音楽配信サイト「ミュージー」にて、
インスト部門の再生ランキングで第2位にランクインしました。
再生してくださった多くの方々に感謝しています。
「翼」(2009) ※アルバム「Sequence imagination 4」収録曲
インスト曲では、楽器が奏でるメロディーがメインボーカルの代わりになるケースが多く、
歌の曲とは違い明確な詞がないので、「音」でメッセージを伝える方法がよいかと思っています。
人には形はちがえど、何かしらの「翼」が備わっていると思います。
しかしそれに気づかずに、広げられずにいる場合があるかもしれません。
「翼」に気づくきっかけや、広げ方は人それぞれで違うかも知れませんが、
どうかその「翼」で、どこまでも、どこまでも、羽ばたいて欲しい…。
この曲にはそういったメッセージを込めています。
「Wait for You」(1998) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
当時、好きな女性がいましたが、結局のところ交際までは発展しませんでした。
そのうちに「これで顔を合わせるのは最後」という日が来ました。
寂しく、切ない気持ちでいっぱいだった私に、「私なんかじゃなくても他に素敵な人がたくさんいるよ」と彼女は言いました。
そして私は彼女に「好きになってくれるまで、あなたを待ってるよ」と告げました。
「See you Again'03」(2003) ※アルバム「Sequence imagination 2」収録曲
人生は出会いと別れの連続です。
しかしながら私は、どんな別れの場面でも「さようなら」と口では言いますが、
もう一言、心の中でつぶやきます。「また会おう」と。
ボーカル系
「女性ボーカル向けデモ曲」(2012)
縁あって、東京の音楽プロダクションから女性ボーカル向けのデモ曲のお話を頂きました。
事務所の人とのお話の中で「女性の歌手でパッと思い浮かぶ人は誰ですか?」と質問され、
たまたまその時に初期のHさんの曲を聴いていたので「Hさんです、初期の頃の」と返答したところ
「ではHさんに曲を提供するつもりで作ってください」とのことで、作ったのがこの曲です。
曲作りをするにあたり受けた注文としては、メロディーラインはHさんの声の音域内におさめる事、
仮歌は入れずにガイドボーカルというカタチにする事、の二点だけで、
「アレンジも含めて後は全てお任せします」との事でしたので、自由にのびのびと曲作りができ、
とてもいい充実感を得る事ができました。
メロディーラインにサックスの音色を選び、インスト曲としての可能性も残しておきました。
「安曇野を歌おう」(2012) ※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
フェイスブックのオフ会で知り合った安曇野市穂高のおもしろカフェ「スプーンアート」のマスター、
スプーンマンの書いた歌詞に曲をつけました。
こういう構成の曲を作るケースは今回が初めてで、「安曇野の四季」がテーマになっているそうです。
「校歌のようなイメージで作って欲しい」との要望を受けたので、できるだけその希望に添えるように、
アレンジはあえてシンプルにピアノ一本で作ってみました。
ゲストボーカルの方の声質とも、なかなかいい感じでマッチしているのではないかと思います。
「Life」(2007)
末期がんに冒された親類のために書き下ろした曲です。
当初は元気の出るような明るい曲調を予定していましたが、無理に励ますよりも、
死を目前にしている本人の気持ちを理解することは到底不可能な話ですが、
少しでも辛い気持ちを共有・代弁でしたいと考え、あえてこの歌詞で、あえてこの曲調にしました。
私が学生で進路に迷っていた時、周囲の否定的な意見が多い中、音楽の道へ進むことを唯一、
言葉に出して応援してくれた、自分にとっては、当時の心のよりどころのような存在でした。
デモの段階で本人に聴いてもらったところ、涙を流して聴き入ってくれました。
「おばちゃん、お疲れさま。遠い空の向こうではこの曲はもう、いいね…。」
「はあと」(2006) ※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
SNSで知り合った、ハンドルネーム「りぃ」さんの詞に曲をつけました。
初めて人の書いた歌詞に曲をつけた作品です。
ご本人にお会いしたことはありませんが、感性豊かで、とても素敵な歌詞だと思います。
「can't erase your memories -30th Anniversary Ver.-」(2024)
※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
自身のオリジナル曲の中でも特に思い入れが強く、一番リメイク回数が多い曲です。
原曲は16歳の時に、学校の体育館のステージにあったホコリだらけのピアノで作曲し、
歌詞は授業中に教室でこっそりと書いていました。
今になって思い返すと、曲名に込めた意味が正しく他人に伝わるか定かではありませんが、
当時のセンスで決めました。所謂、失恋ソングです。
ボーカルは作曲者である私自身が歌うことも考えましたが、1996年制作当時のレコーディングメンバーで、
小学生の頃からの付き合いがあり、初期の音楽制作の時間を共に過ごした、相棒のKARに託しました。
「君が、心から消えない。忘れようとしても…。」
「花」(2011) ※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
高校時代の友人の書いた歌詞に曲をつけました。
私は歌詞を書くのが特に苦手で、自身のオリジナル曲の中でも作詞・作曲ともにした作品は非常に少なく、
数えるほどもありません。
この歌詞には私は持ち合わせていない、彼らしい世界観があります。
「Lost love story」(2007) ※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
お気づきの方もいるかもしれませんが、私のオリジナル作品群には失恋を題材にした曲が多いです。
そのほとんどが自分の実体験に基づいているものです。
この曲の制作当時は27歳でした。
年上の女性へ想いを寄せていて、少し背伸びしていたようなわりには、あと一歩が踏み出せなかった…。
そんな自分を思い出し、今となっては多少のほろ苦さを感じます。
「同じ街で暮らしていても、近すぎて遠すぎて…。思い出の中でしか、君に会えない。」
ムーディー系
「水色の恋」(2020) ※アルバム「Freedom」収録曲
あなたは悲しい恋の経験はありますか?
想いが決して報われることのない、切ない恋。
私もいよいよ、そんなことを語れる年頃になったのでしょうか。
それはまるで、「水色」のような恋…。
「ブルジョアのテーマ」(2012) ※アルバム「30th Anniversary Collection Side-A」収録曲
とあるムード歌謡バンド「ブルジョア」のバンドメンバーステージ入場〜演奏スタンバイまでの間の、
オープニングSE・BGM曲として書き下ろした曲です。
「Fly Away」(2015) ※アルバム「TURNING POINT」収録曲
もし、鳥のように空を飛べたらどんな感じだろう?
そんな物思いに耽りながら作った曲です。
都会のビル群やキラキラとした夜景を見下ろしながら、自由気ままに羽をはためかせます。
「シティ・セレナーデ」(2018) ※アルバム「Freedom」収録曲
昼間の喧騒がまるで嘘のような、一日の終わり…。
そして夜のとばりが、街の夜が、ゆっくりとやさしく私を包み込んでくれます。